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木版画体験教室 / じっくりと学ぶワンデイ or ハーフデイ

図柄の周囲をさらう
IT一辺倒のデジタル作業が多くなったせいか、
手触り感やアナログな作業に関心を持つ人が多くなってきたように感じています。

この教室でも、体験教室への参加を希望してくる方が確かに多くなっています。
通常の通いの教室は月一を定例として6教室実施していますが、
木版画を教室実施中に体験させるのは時間的に難しいので、
この教室ではじっくりと1日、または半日をかけて学んでもらうことにしています


木版画というのは、下絵をデザインしたり、転写したり、彫ったり、摺ったり・・・。
タイプの異なる作業が何種類か集まって、その結果として作品ができあがります。
どの工程も欠かせない大事な要素。

その一連の流れをじっくり体感してほしいから、
準備万端整えて手順をなぞるだけのワークショップのような体験講座はしたくない。

そのためこの教室の体験講座は、10:00AM〜17:00PMのワンデイ体験教室。
あるいは時間の取れない人のための 13:00PM〜17:00PMのハーフデイ体験教室。
と長時間を取って実施しています。


版木の下準備をして

デザインアイデアをまとめて作品の構図を決め「版下」をつくる

「版下」を版木に転写して、彫りの基本を学んでから彫り始める

「見当」や周囲のさらい方、図柄の彫り方を学びながら彫り進める

彫り上がった作品を摺る。準備手順や用紙の湿し方、ばれんの使い方を知る

摺り上がった作品にサインを入れて、マットと額装のやり方を学ぶ

額装して完成した作品の鑑賞法を知る

これだけのことを半実 OR 一日で一通り学びます。
結構疲れますよ。


お手本主義でなく、本人のイメージに沿ったデザインで進めます

版下
上の図は、トレシングペーパーに描いた富士の風景の「版下」です。
版下とは、版木に転写するための「下絵」です。
転写した下絵の線に沿って、彫り進めるわけです。

下絵は、体験者本人の状況やイメージに沿ったものを描いてもらいます。
お手本を与えるより、その方が少しでも本人自身の創作につながるからです。


制作する版の大小、制作手法も本人の意向や所要時間を判断して決定

カエルの別イメージ摺り
上の図は、アイキャッチのカエルの絵と同じ版を使っています。
一般多色法という小学校でもよくやるような手法で、
色のイメージを変化させながら何枚か摺りました。

フランスから来た体験者の方で、自分の学びたいものがはっきりしていたので、
短時間で色々勉強して帰られました。


リンク 体験教室申し込み

ポストを持つ男
上図の額入り作品は、ワンデイ講座を連続4日間受講した
フランス人女性の作品。

さまざまな種類のワークショップ体験のある方で、
「なぜ、4日間も予定したの?」という質問に、
「このような作業は、集中するには日数が必要だということが経験上わかっていましたから」
という答え。なるほど、それでもって来日前から予約してきたのであったか。

木版画教室 ゆう の ワンデイ ハーフデイ の体験教室は、
ご本人の都合の良い日を3日選んでいただき、スケジュール調整の上実施日を決定します。
ご希望の方は、次のリンクからお申し込みください。


木版画教室 ゆう ワンデイ体験教室
木版画教室 ゆう ハーフデイ体験教室
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